新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
今年は戌年です。江戸時代には、「犬公方」と呼ばれた将軍がいました。ご存知の方も多いと思いますが、五代将軍徳川綱吉です。綱吉がなぜ「犬公方」と呼ばれているかというと、「生類憐れみの令」という法律を出し、犬を大切に扱ったからです。 「生類憐れみの令」は、最初は生き物を殺すことをいましめるという法律でした。これだけで終われば、悪くない法律でした。しかし、徐々に厳罰化していって、家の前で猫が死んだということで逮捕されたり、犬を殺したことで死刑になってしまったりと、行き過ぎてしまいました。その結果、「天下の悪法」と呼ばれるほどになってしまい、この法律を出した綱吉は将軍として、後の世であまり良い評価を得られることはありませんでした。
しかし、昨今の研究で、暴力的な日本の雰囲気を変えることに成功したことで、綱吉の評価が改められています。戦国時代から江戸時代へと続く中、戦が多かったこともあり、命を大切にしない風潮が、その当時の日本にはありました。綱吉は、命を大切にし、暴力によって物事を解決しないようにと、その流れを変えていきました。「生類憐れみの令」もその一環ととらえられています。
このように、物事は、その一面からみたのでは十分に評価できないものであるということがわかります。
綱吉は「湯島聖堂」というのちに幕府直轄の学問所となる場所を建てるくらい学問が大好きでした。
自立学習塾も「湯島聖堂」に負けないくらい、学問に集中して取り組むことができるような環境となるよう、今年も頑張っていきます。
自立学習塾